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snack box microを買ったので所感とか

購入まで

本体の値段はさほどでもないけど、輸送費が高い

自分は後でボタンを追加購入したので2回輸送費がかかった(81.17ドル+71.18ドル=152.35ドル 大体17,500円くらい)

重量を追加するHEAVY METAL micro plate、静音パッドや予備ボタン、CONVEX keycaps(アケコン風のボタン)に興味があるなら、本体と併せて買うべき

本体は注文から大体一月半くらい、ボタンは一週間くらいで届いた

到着後

宅配ピザみたいな包装でくる。junkfoodって企業名なだけあって遊び心がおもろいなーと思った

本体はキースイッチのはんだ付けが甘く、1ボタン動作しない状態だった

修理のためにはんだ、はんだこて、こて台を購入 一応全部ダイゾーの工具コーナーで揃うけど、安物を使って壊すのは嫌なのではんだこて、こて台はAmazonでしっかりしたものを買った

修理の手順としては、最初に裏蓋を外し修理したいソケットに刺さってるキースイッチを外す
キースイッチは基盤側から先の細いものでスイッチのツメを押してやると外せる

ソケット端の銀色の部分にはんだを盛って、上からこてを乗せて温めつつ、押し込むように接着すれば動くようになった
はんだづけ中はスイッチ周りがそこそこ高温になるため、ピンセットとかあると安全かも

周辺機器の所感

・HEAVY METAL micro plate
膝上とかに乗せて遊ぶ場合、本体の重量があるほうが安定するかな?と思って買った。けどテーブルに置いてプレイすることが多かったので軽かろうが重かろうがそこまで気にならなかった
せっかく小さく軽く作ってあるのに重くすると手軽に持ち運べなくなるから買わなくてもよかったかも

・CONVEX keycaps
ボタンが凸型になるので、指を動かす時に他のボタンに引っ掛かるようなことはなくなった

操作感としては、ボタンの素材がかなりツルツルしているので結構滑る。デフォルトの凹型のボタンのほうが指にフィットして使いやすいので本当はこっちにしたい

レバーレスにはボタンを弾いたりひっかくように操作することでコマンド成立時間を短くする技術があるみたいだけど、そういった操作を前提にするなら多分このボタンのほうが良さそう。凹型だと端に引っかかる感じがあるので…

・ケーブル
アリエクで買ったマグネットケーブルを使ってる
Fonken usbマイクロおよびcタイプの磁気ケーブル,急速充電,データ転送,電話用|Mobile Phone Cables| - AliExpress

国内だと端子が丸型になってるものが多く、楕円形のものを見つけられなかった
なので商品画像を参考にそれっぽいケーブルを買ってみたところ、しっかりフィットした
ケーブル抜き差しによる端子のダメージを考えなくて済むし、持ち運びやすさも増す。入力抜け等も特になさそう
端子を外す時はマイナスドライバーを2本用意して、端子を両側から押し上げるようにしてひっこ抜けばOK。基本はつけっぱで良いと思うけども

キースイッチについて

デフォルトスイッチ(45gf)
red pro(35gf)
blue(25gf)
の3つを試した。

デフォルトのスイッチにはホッチキスの芯のようなパーツが入っていて、これを差し込んで戻すのが面倒だったのですが、red pro、blueにはそういったパーツがないので分解の手間もかかりません。とりあえずred proは買っといて損はないかも。

red proとblue、数値上は10gfしか差がないけど、押し心地に結構な差がある。
red proは指を乗せる→押し込むとやるところが、blueだとボタンの上に指を乗せたらほぼ押し込みになるイメージ。とにかく軽い。
ただ、軽すぎてボタンを押した実感が得られないので個人的には苦手。この辺りは好みになると思う。

キースイッチ改造について

キースイッチの内部にアクセスするには、左右についてる4つのツメを外してキャップを持ち上げる。中にスプリングが入っていて、勢いで飛んでいってしまう時があるので注意


Oリングについて。
Oリングを付ける時は、底部にある丸い出っ張りにOリングをつける。その上にスプリングをのせ、上からキャップを被せれば良い。
これによって静音効果が期待できるほか、押し込みが浅くなることによってボタンの戻り時間が早くなるはず。
ただ、スプリングの可動域が狭くなるせいか押し心地が硬く、重くなってしまう。

さまざまな厚みのOリングで検証してみた感じ、1.5mm程度までストロークを浅くすることは可能。
前述した通り、厚みが出るにしたがって操作感は悪くなるので0.7mmくらいにとどめておいたほうがよさそうかも。


スプリングの交換について。
30g、15gのスプリングをそれぞれ試してみました。

30gを買った理由は、red proの押し心地が少し重いけど、blueだと軽すぎるので間を取った重さにした感じ。
ボタンの押し心地を残しつつも操作に違和感がなくなったので個人的には満足です。

15gは、一番軽いバネを使うと操作感はどんなもんかな?という興味から。12gが最軽量みたいですが、売り切れていたのでその次に軽かったこれを。
押し心地はblueよりさらに軽くなる。Oリングなしだと軽すぎて操作しにくいのは相変わらずだったけど、Oリングありだと押し心地が重くなるのをスプリングの軽さで相殺できて良い感じになった。

個人的な操作感としては、

15g(Oリング入り)>30g(Oリングなし)>30g(Oリングあり)>25g(Oリングあり)>他
といった感じです。

体感には個人差があると思うので、キースイッチ交換やOリング入れを推奨するものではないです。ただ、キースイッチ交換程度なら面倒な手間なく操作感を変えられるので一度試してみても悪くはないかも?

総評

小さくて軽いのは正義なので、輸送費含めた値段や一部ボタンが動作しなかった問題も許容できた。
輸送費含めてもっと安価なものが良いorちゃんとした作りのものを買いたい!という人は、punk workshopのレバーレスアケコンとか、国産のmille-feuilleを買ったほうが良いかも こちらは試していないのでレビューが書けませんが…
特にpunk workshopのアケコンはオプションでPS5対応できる他、格ゲーのトッププロも使用しているようなので理論値は最も高いと思われます