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x264のパラメータをガチで調べてみた。2
今回fpsはあまりアテにならないかもしれない。
Bフレーム関連
パラメータ | SSIM | fps |
---|---|---|
両ON | 0.7682769 | 68.46 |
pyramid off | 0.7630185 | 60.61 |
重み off | 0.7683680 | 65.56 |
Bフレーム関係のパラメータ。
B-pyramidは切ると両方とも悪い結果が出た。SSIMも下がっているため切るメリットは見当たらない。
重み付きBフレームでは画質が僅かながら向上している。
調べてみたところ、このパラメータは主にフェード時ビットレートを切り詰めるためのパラメータらしい。
今回のソースではフェードが全くなかったため逆効果に働いたんだと思う。ここはお好みになるかな。
その他オプション関連
パラメータ | SSIM | fps |
---|---|---|
両ON | 0.7682769 | 68.46 |
DCT係数 off | 0.7656614 | 71.15 |
スキップMB off | 0.7692364 | 67.98 |
その他のパラメータ。
DCT係数間引きは、簡単に言うと映像の細かい部分をはしょるのではなく、忠実に再現するよ、ってパラメータらしい。
ただ、SSIMが下がっているため必ずしも良い映像になるとは限らないようだ。恐らく全体のビットレートの割り振りの関係かな…
ビットレートに余裕があるならOFF、圧縮目的ならONって感じかな。
スキップMB検出を切ると全て真面目に計算を行うため、速度低下する、らしい。
参考元には外してもあまりいいことはないと書いてあったが、このソースでは大幅にSSIMが上がっている。
速度の低下もそこまで激しくないので、切っても問題はないと思う。
以上、ここまででフレームのおおまかな部分の検証は終わったかな。(マクロブロックは全部ONで問題無いと判断した)
次はレート、QP制御に入ります。とはいえどう実験したらいいものか。。。